往復フェリーで行くJR四国乗りつぶし


GWの高知旅行で使った「四国再発見きっぷ」の残りがもったいない。そう思ったのが、今回四国に行った理由。
でも、ただ行くだけではつまらないのでJR四国線内で乗ったことのない路線に行くことにした。未乗車区間は徳島線と牟岐線のみだが、効率よくまわるために阿佐海岸鉄道を経由し、室戸を通る路線バスと「ごめんなはり線」を乗り継いだ。前回は四国の西側を1周したので、今回は東側ということになる。

往復夜行フェリー利用で強行日程の上、ほとんど乗ってばかりではあったけれど、車窓など、結構楽しめたと思う。


6月17日

今回もGWの時と同じく、三ノ宮新港第3突堤からフェリーに乗るため、まずは三ノ宮駅へ移動する。前回は送迎バスのりばでの待ち時間がかなり長かったため、今回は1本遅い電車で出発。いつもの207系ではあるが、やはり遠出をするためか車内のいつもと雰囲気が違う気がする。

先月と同じように三ノ宮から送迎バスに乗りフェリー乗り場に到着。前回よりだいぶ人が少なくてホッとした。船内でも1区画に3〜5人ぐらいで、余裕で足が伸ばせる。これは快適そう。

だったのだが、なぜか全く眠れず、結局一睡もできずに高松に到着…。
前回も思ったが、この「ジャンボフェリー」は出航の時に2回、着岸の時に4回『ジャンボフェリーの歌』が流れる。以降、この歌が耳に残って頭の中でリピートがかかってしまった(笑) まぁいい歌ではあるけども…。        


三ノ宮フェリーのりば入り口

乗船券がリニューアルされ小さくなっていた




今回は定時に着岸してくれたので、高松駅にも4時半頃に到着。コンビニで買い物もできた。出だしはなかなか良好!
前回は真っ暗だった高松駅だけれど今回は明るい。日の出が早くなったもんだ。


「無料」で送迎してくれるのはうれしい

高松駅の夜明け




高松からは4時58分発松山行きに乗る。しばらくは前回と同じルートとなる。多度津で乗り換え、6時32分に阿波池田着。


松山行き普通

朝日を浴びる阿波池田行き。多度津にて




阿波池田からは未乗車区間の徳島線で佐古駅に向かう。新型の1500系を期待したが、いたのはJR四国ではおなじみの1000系。残念!
この後、1500系は対向列車として何度も見かけることになる・・。

その徳島線、入試のお守り入場券で有名な学駅あたりまでは起きていたが、その後は寝てしまい、気づくと佐古駅直前。ちょっと危なかった。ここで9時1分発鳴門行きに乗り換える。      


佐古駅名表

立派な高架駅ですが駅員は不在でした




鳴門行きはなかなかの混み具合のまま終点鳴門へ。正直、鳴門駅はもっと海に近いのかと思っていたが、海の気配は全く無しで、いたってフツーの駅。ちょっとがっかり…。
乗ってきた列車でそのまま折り返し徳島へ。


池谷で行き違い

滞在時間は5分でした




徳島からは10時38分発の海部行きに乗る。海部までは2時間以上の長丁場だ。途中の阿南まではまたも爆睡。しかもいつの間にか雨が降っている。今からがメインなのにな〜。


阿南にて撮影。海部行き

阿南からは閑散と…




阿南から車内はがら空きになったので、前の席に足を伸ばして快適に進む。その先、牟岐を過ぎると乗客は5,6人に。こんなんでこの路線大丈夫だろうか。

13時11分に海部に着き、7分の連絡で阿佐海岸鉄道に乗り換える。この路線は日本一の赤字路線らしいがそれも納得。私を含め乗客は2人。しかも、もう一人も旅人風の人で一般客はゼロ。快適ではあるけどこの線の行く末が心配…。


ここで10分間ほど停車

阿佐海岸鉄道の車両




10分ちょっとで終点甲浦に到着。ここから室戸経由の路線バスで奈半利に向かう。旅人風の人も同じ考えらしい。


運転士以外に誰もいない

ホームへの階段




少し時間があるので駅散策をしてみたが、この駅近辺には本当に人が見あたらない!折り返しの宍喰行きの列車も空気輸送ぽかった。人がいないと撮影しやすいので普通はうれしいのだが、ここまで来ると寂しいの一言。何とか活性化できないものか。


何もない駅前

甲浦駅舎 中の売店には人(店員)がいました




適当に時間をつぶした後、14時9分に室戸経由安芸行きのバスで甲浦を出る。普通の路線バスだが車両が新しく、乗客は3人で快適な車内。一番後ろの海側を陣取り、海を見ながらの移動。

しばらく外を見ていると、途中の室戸岬のあたりで「夫婦岩」という看板を発見!「高知に夫婦岩?」と思いながら見ていると、でっかい岩が2つ出現。でも、本家?伊勢の夫婦岩とは違って沖にあるのではなく海岸にあるので、景観は伊勢の方が良い。よって夫婦岩対決は伊勢の勝ち!?


このバスで奈半利に行きます

室戸の海 天気がもう一つ…




そしてバスは室戸市街地に突入。そういえば室戸市は人口減少率トップ5に入っているそうだ。そう考えると何となく街に元気がないような。

このバスは普通の路線バスタイプの車内ながらかなりの長丁場なので、後半はさすがに疲れてきた。おそらく、私が今まで乗った路線バスでは最長の乗車時間だと思う。
もぞもぞと体勢を変えながら、15時57分「奈半利駅」バス停に到着。途中、「奈半利」というややこしい停留場があり、間違ってそこで降りそうになったり。
ここでは1時間ほど時間がある。事前調査によると『奈半利ふるさと海岸』というのが駅から近いらしいので、海岸に行ってみることにした。
10分ほど歩くと海岸に到着。感想は

う〜ん、微妙?

整備されてきれいではあるけど、はっきり言って何もない。海も消波ブロックが敷き詰めてあって景観は台無し。晴れた日なら散歩すると気持ちよさそうだが、今日は雨で人気がない。なんとなく不気味だ。


コミカルなキャラクターが出迎え

奈半利ふるさと海岸




海岸見学後、17時13分発高知行きで出発。車両には『手のひらを太陽に号』と書いてある。しかし、高知行き快速なのにロングシートとは…。車内もキャラクターが多数描いてあって男一人で乗るのはなんか恥ずかしいような。                      


奈半利駅全景

ロングシート快速


発車すると一気に眠気が襲ってきて、安芸駅を出るあたりで寝てしまった。気づくと乗換駅後免の1つ前の後免町。ごめんなはり線ではほとんど寝てしまったわけである。18時8分に後免に到着。


珍しい駅名

ここでは別のキャラクターがお出迎え




後免からは土讃線で高松方面に引き返す。18時36分発の阿波池田行きだ。
しかし、後免の駅前には何もない。コンビニもないので食料調達ができず、持っていたカ○リーメイトで空腹をしのぐ。この後、調達できそうなのは高松くらいか。

阿波池田行きは3両編成で乗客もかなり多かったが、土佐山田を出ると1両に10人弱となる。ここまでが高知通勤圏のようだ。
新改や小歩危での長時間停車もあって、1時間40分かけて阿波池田に到着。ここには今朝、一度降りたはずなのに久しぶりに来たような気がする。

阿波池田からはおなじみロングシートの多度津行きに揺られ、また爆睡。
が、途中で運転士に起こされる。「まだ琴平なのになぜ?」と思っていると、どうやらここ始発の電車に乗り換える方が速く着くらしい。気づかなかった。  


小歩危での車内の様子

琴平で乗り換え




琴平始発の電車に乗ったので、高松には40分ほど早く着ける。今回はトラブルはなさそうだ。
と思ったのだが、終点多度津に着く前に車掌から放送があった。

「高松駅架線故障のため、予讃線のダイヤが大幅に乱れております」

どうもホームの一部が使えなくなったらしい。
まぁ高松では1時間半ほど余裕があるので、帰りのフェリーには余裕で間に合うだろうと「この時は」思っていた。


またトラブル

なかなか発車しない高松行き




が、そうではなかった。とりあえず多度津は20分遅れで出発したものの、宇多津で20分ほど停車。
今乗っているのは普通電車なので、後のマリンライナーの方が早く着くらしく、次の坂出で乗り換える事にした。しかし、そのマリンライナーがなかなか来ない。
結局、30分ほど遅れてようやくマリンライナーが到着し高松に向けて出発。ここにきて空腹感が増してきた気がする‥。


マリンライナーがなかなか来ない

坂出駅。待っている乗客も疲れ気味




そのマリンライナーも、端岡までは順調に走行。だが、端岡駅でまた15分ほど停車し鬼無駅でも停まった。今回は宿代を持ってきていないのでフェリーに間に合わないとアウト。この時は本気で野宿を覚悟した(笑)

その後とろとろと電車は鬼無を発車し、なんとか0時少し前に高松に着けた。
しかし、まだ戦いは続く!フェリーターミナル行き送迎バスは0時10分発なので、ここから少し離れたバスのりばまで走る。途中のコンビニで急いで買い物をし、何とかバスに乗車完了。これで確実に間に合う。

フェリーの席を確保してようやく一息…。
これを『多度津・坂出の変』とでも名付けることにしようか。思えば、四国ではこれが3つめの騒動。どうも四国はついてないらしい。


疲れから出航後すぐに寝てしまい、起きたのは着岸前恒例の「ジャンボフェリーの歌」が流れてからだった。
まだ薄暗い三ノ宮新港第3突堤からは有料のバスに乗って三ノ宮駅へ。まだ4時台とあってさすがの三ノ宮も人が少ない。始発が5時7分なので当然ではあるが。
人が少ないので駅撮影を敢行したあと、その5時7分発の京都行きに乗り住吉に帰還。住吉で降りたのはたった2人だった。
そのあと徒歩で帰宅。さすがに眠い…。


誰もいない三ノ宮駅中央改札

三ノ宮の始発


人気のない住吉駅は初めて


無事帰還!

今回はきっぷがもったいないと言うことで行った今回の四国。
宿代ももったいないので往復夜行フェリーという手段をとりましたが、列車内のほとんどで寝てしまったのが残念ではあります。天気ももう一つでしたし。しかも、もはや四国恒例ともいえるトラブルまで発生。でも今回は自分のミスではないので良しとしますか。

ということで、今回は海を堪能できたのでそれなりに満足はしています。それにいつの間にかJR四国は完乗。四国内で残すはくろしお鉄道や伊予鉄などの私鉄系のみ。まぁこれらはまたの機会にでも。
今度四国に行く機会があれば、ゆっくり高知・桂浜観光などをしてみたいものですね。

[2006.7.15 往復フェリーで行くJR四国乗りつぶし 完]


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